島田正吾(しまだ しょうご)
俳優
 
 

1923年新国劇の創設者・沢田正二郎の部屋子として劇団に入る。辰巳柳太郎と劇団の 屋台骨を背負い、第二の黄金時代を築く。代表作に「瞼の母」「関の弥太っぺ」「一 本刀土俵入り」など。晩年は一人芝居に新境地をひらき「白野弁十郎」「霧の音」な ど定期公演を続けた。1995年六代目中村歌右衛門と「建礼門院」で共演(歌舞伎 座)。後白河法皇を演じる。「平家物語」に対する強い思い入れから今回のDVD出 演に臨んだ。 「白野弁十郎」のパリ公演では仏政府から芸術勲章シュバリエ賞を受章。他、芸術選 奨文部大臣賞、勲4等旭日小綬賞、菊池寛賞、松尾芸能賞、都民栄誉賞など多数受 賞。2004年11月26日98歳で逝去。

 

 
 
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